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+ GENの裂き織り +

まだ布が貴重だった時代に、使い古した布を細く裂いて織り込み、新たな命を吹き込み、形を変え再び暮らしの中で使い続けていました。それが裂き織りの始まりです。

その手織りの風合いに心ひかれ、裂き織りを始めました。

私の裂き織りはシーチングやブロードなど、主に綿の新しい布を使用しています。

使い込んだ絹の着物地と違い、綿なのでかなりざっくりして厚みがあります。

布と布の出会い・糸と糸の出会い・色と色の出会い・・・縦と横の2本の線の出会いから、新たな布が生まれる。

作ることは素材のお見合い、ベストカップルを見つけ出す作業のようで、その布で仕立てたバッグは、どこか表情豊かで優しい顔をしているように思えます。

布と糸が出会うように、私の作ったバッグがどこかで誰かと出会い、暮らしの中でお役にたてますように・・・

                                        


使用織り機 CLOVER 咲きおり